撥水性

  • 投稿日:2011年10月25日
  • 更新日:2011年10月26日
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撥水性とは、水が表地の表面をコロコロと転がり、水をはじく性能です。

IMGP2234.jpg

写真のように、撥水している生地は水をはじいて、表面をコロコロところがります。

 

さらに動画で見ると良くわかります。(youtubeから撥水のわかりやすい動画を引っ張ってきました。)

 

水にはその中心に集まろうとする力があります(凝集力)。

表面積をできるだけ小さくしようとするので、この力を表面張力と呼んでいます。水をを無重力空間に浮かべると、形が真球状になります。

生地の表面は、その分子のもつ力によって、近接する水の分子を引き 寄せようとしています。

  • 撥水状態 ⇒ 生地表面の引力が弱くと、水は凝集力で丸まって水滴になる
  • 非撥水状態 ⇒ 生地表面の引力が強く、水の凝集力に打ち勝ったとき、水は広 がって表面が濡れる

 

撥水性は性能が低下しやすい機能

レインウェアの撥水性は、いろいろある指標の中でもっとも最初に低下しやすい性能です。

ウェアを使用するたびに、生地表面への汚れの付着や接触による擦れによっても、撥水構造は破壊されてしまいます。

その場合は、撥水剤(防水スプレーなど)の使用により機能を回復することができます。

 

撥水性と透湿性の深い関係

高機能なレインウェアには、透湿性というウェア内の蒸れを外に放出する機能が備わっています。

レインウェア・雨具において撥水性は、非常に重要な要素で、撥水性が低下すると生地の表地(ナイロン等)が濡れてしまい水の膜を作り、防水透湿素材の透湿性を阻害し蒸れやすくなります。

ゴアテックスなど、多くの防水透湿素材は 3レイヤー(表生地 + 防水透湿素材 + 裏地) か 2レイヤー(表生地 + 防水透湿素材) の層構造になっています。

表生地(主にナイロン)の撥水性能が低下し濡れた状態になってしまうと、濡れにより体温を奪うだけでなく、防水透湿素材が放出しようとする水蒸気を阻害してしまるため、透湿性が低下して、ウェア内が蒸れやすくなります。

そのため、撥水性が低下した場合は、十分な洗濯と乾燥を行ったあと、タンブラー乾燥(弱温50~60℃)をすることにより一時的に回復できます。また市販のスプレーでも回復します。

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